私は大手有名メーカー工場勤務から介護業界に転職しました。
転職理由はさておき、転職後のギャップはとても大きかったです。
今回はそんなギャップをお話しすることで
これから介護業界へ転職を考えている方の手助けになればと思います。
*あくまで日勤帯の工場勤務から転職した人間の感じ方です。
単刀直入に、良い面悪い面を紹介していきます。
良い面
- 連勤が少ない。
これは年間休日によりますが、平均して連勤は3日が多いと思います。
- 夜勤明けは休み感覚
夜勤明けが勤務上は出勤していますが午前中には帰宅出来てその日はフリーとなります。
- シフト勤務
早番中番遅番など様々な勤務があり、所要を済ませるなどできます。
- 人相手で楽しい
工場勤務だったころに比べ人相手なのでしゃべったりと楽しさを感じました。
- 職場の行動範囲が大きい
施設内はもちろん、送迎や外出などで行動範囲が多く気分転換にもなります。
- 専門性が得られる
認知症の対応をはじめ、医療的な側面やレクレーションなど専門性を身に着け専門職を意識で
きます。
- やわらかい雰囲気のなかで仕事
福祉全般がそうですが、施設内は日が入り込んでくるような作りが多く、集団スペースではテ
レビがついているなどやんわりした雰囲気が漂っています。
- 時間がたつのが早い
工場勤務では10分の時間が1時間くらいに感じることがありましたが介護ではやることが多
岐にわたり時間があっという間に過ぎていきます。
- 急な勤務変更ができる
一般企業よりも急な休みに寛容なところが多い。
- 資格を取れば働く場所はたくさんある
介護福祉士を持っている人が施設にいると加算が取れるので、施設側は介護福祉士を持ってい
る人なら人員不足もあいまって基本的に歓迎です。
悪い面
- 夜勤が2日分
16時から翌日9時までと長時間ん拘束されます。最悪なのは人手不足で夜勤明けで残業で
す、、詰みます。私なんて夜勤明けは心臓がバクバク言っていました。
- 認知症の対応
認知症の対応は最初はきついです。何度も同じことを繰り返す、帰宅しようとする、便いじ
り、などなど認知症特有の特徴に対応しなければならないうえに、10人や30人いる利用者
を同時に見なくてはいけないのですから。しかも職員が自分一人の状況もあるのでこれはなれ
るまで辛かったです。
- 職員のレベル
人手不足や未熟な業界で職員教育が追い付かないのが現状です。悪循環で職員のわがままを聞
くしかない状況も多く、他の業界や企業では到底許されないことがまかりとおっている施設も
あるのは事実です。もちろん逆の施設もあります。
- シフト勤務
シフト勤務で良い面もありますが、様々な時間帯に対応しなくてはならないので体に負担が蓄
積されていきます。
- 連休が取りにくい
業界は人員不足で常に人がいない状況が多く、よほどではない限り連休を取ることが難しいで
す。取れて3日くらいかな。
- 多職種との関係
看護師はじめ機能訓練士・栄養士など多職種と連携する場面が多いです。そのなかでも勘違い
した看護師からマウントを取られることが多々あります。施設では職種に関係なく平等ですが
実際は看護師は強いことが多く圧が強いことも多いです。昔よりは協力的な看護師が増えた気
もしますが、、
- ワンオペのつらさ
特養の10人ユニットに配属されると時間帯によっては1人で勤務することが多くなります。
1人で利用者対応することはかなり負担が来ます。特養の10人ユニットは夜勤も一人が多い
です。慣れれば一人が気楽ですけど、、
- 基本給が低い
基本的にどの施設でも基本給が低いです。利用者からもらえるお金の枠が決まっているから基
本給も低く、昇給もないに等しい施設が多いです。その基本給に夜勤手当や扶養手当などの手
当てで総支給を多くしていく施設が多いです。
思いつく限りを挙げてみました。どうでしょうか?
正直なところ、介護業界だけでなくどの業界に転職して良いところもあれば悪いところもあります。
私は介護業界に転職して良かったかなと思うことが多かったなと感じています。
ただ悪かったことももちろんあります。
0か100ではなく割合的な結論となりますが、私としては良かった面が75で悪かった面が25くらいと今では思っています。
介護業界は賃金が安いと言われていますが就業場所をうまく選択すると私の住む田舎でも高ければ
500万に届くこともありますし、夫婦で介護の仕事をしたり看護師と結婚している人も多く世帯年収としては高い人も少なくありません。
手に職が就く面では独立して個人でデイサービスを始めるなど、
やり方や環境次第では将来の可能性は開けてきます。
これまで介護業界へ転職した際のギャップの紹介と可能性の話をしましたが
これらはすべての人が同じように思うことではありません。
個人で感じ方が違うのはもちろんなので
自分が仕事をする上で何を重要としているかを考え、それとすり合わせて判断することが重要です。
これまで読んでいただきありがとうございます。
私自身は介護の仕事の良さを感じているので、業界に人が増えることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
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